
主人公の高月詩織は、前世で敵国へ人質として送られ、あらゆる屈辱を味わった末に帰国するも、毒殺されてしまう。生まれ変わった彼女は運命に抗い上を目指すことを決意するが、目覚めた時、彼女はすでに敵国のハーンの天幕の前にいた。前世では舞を拒んだことで辱めを受け、軍妓にまで身を落としたが、今世では華麗な舞を披露し、ハーンをはじめ居合わせた者たちを魅了する。ハーンは彼女をそばに置くが、同時に脅しをかける。彼女は従順なふりをしながら、彼を誘惑する機会をうかがう。自分に無礼を働く者を利用してハーンへの思慕を伝え、庇護を求め、さらに前世で自分を虐げた将軍を陥れ、ハーンへの不都合な言葉を吐かせる。ハーンにその策略を見抜かれながらも、彼のそばに留まることを許される。嫌がらせに反撃して罰せられた彼女は、病を装って仕える際に茶をこぼし、死んだふりをしてハーンの同情を誘う。ハーンに想いを寄せる侍女の心をもてあそび利用するが、恨みを抱いた侍女の策略で例の将軍のもとへ送られてしまう。窮地に陥った彼女が助けを求めると、それを聞きつけたハーンが駆けつけ彼女を救う。浴場には、水に濡れた二人が残されるのだった。やがてハーンは彼女に心を奪われ、復讐に手を貸すようになる。彼女の妊娠が発覚し、子を堕ろそうとした時、ハーンは自分が利用されていたことを知る。愛と憎しみに苛まれながらも、彼はすでに彼女から離れられなくなっていた。
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