
白石雪は末期の白血病を患い、余命十日と宣告された。残された時間が少ないことを知っていた雪は、ハンサムな苦学生、橘隼人を囲うことにした。これまでの貯金を使い、彼を連れて世界中を旅した。アイスランドでオーロラを見、ロマンチックなトルコを訪れ、夕暮れの空でスカイダイビングもした…雪は彼のために家や車を売り、100万元のヤミ金まで借りて、生涯この人だけを愛すると誓った。お金が尽きた時、雪に残された時間もあと十日だった。雪は遺書を書き、自分の臓器を彼の病気の母親に提供する準備をしていた。死を待つ雪のもとに、現代医学の権威である医局長の実験室へ来るよう通知が届く。数々の賞を受賞した橘先生は雪に、冷凍人間としてもう十年生きることを提案する。その間、特効薬が完成するまで、彼女の体で実験を続けるという。雪がためらっていると、机の上に置かれた写真が目に入った。写真には、橘先生と彼が仲睦まじく笑っている姿が写っていた。橘先生はそれが弟との写真だと言い、その弟は女遊びが激しく、一、二ヶ月で恋人をとっかえひっかえするのだと話した。真実を知った雪は、笑いながら涙を流した…。そして橘先生に告げる。『冷凍人間になるわ。実験体にもなる。でも、条件が一つだけあるの――』『私の彼氏になって』と。
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