
民国時代、歌姫の白石琴音は恋人である風間蒼一の治療を妨げぬよう、また身分の違いから、手紙を残して静かに去った。蒼一は彼女を追う中で、交通事故現場にあった懐中時計を琴音が死んだ証拠だと誤解し、以来六年間、毎日墓地で罪を償っていた。六年後、琴音は娘の寧々と共に厳しい生活を送っていた。重病を患い手術に銀貨10枚が必要となった彼女のため、物分かりの良い寧々は街頭で流しの歌うたいをしてお金を稼ごうとし、偶然にも蒼一の父、風間厳造から懐中時計を贈られる。蒼一は時計を探すうちに寧々と出会い、その後病院で琴音の顔を見て愕然とする。厳造から琴音が死んでいない可能性を知らされた蒼一は、全力で彼女を探し始める。その間、蒼一に想いを寄せる西園寺麗香が母娘に何度も嫌がらせをするが、蒼一は常に二人を断固として守り抜く。琴音は記憶を取り戻し、六年前に自分を陥れたのが麗香であったことを暴露する。最終的に麗香は法によって処罰され、琴音も実の母である西園寺夫人と再会を果たす。蒼一と琴音は教会で結婚式を挙げ、三人の家族は幸せな生活を迎えるのであった。
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