
60歳の結城慈は、夫が亡くなって間もなく、婿入りした中村浩人が態度を豹変させるのを目の当たりにする。浩人は、孫に夫の姓である神崎を名乗らせるという約束を破り、神崎家の財産乗っ取りを企む本性を現したのだ。しかし、娘の神崎玲奈は極度の恋愛脳で、婿の家族ばかりを贔屓し、浩人の扇動で母の慈をないがしろにし、ひたすらその遺産だけを狙っていた。亡き夫の家業を守るため、慈は夫との間に残した凍結胚を使い、60歳という高齢で第二子を産むことを決意する……。
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