
両淮の塩商の嫡女、須藤瑶は、どこまでも続く嫁入り道具の列を従え、靖遠侯爵・平井慎之介に嫁いだ。しかし祝言の当日、侍女の柳鶯に主の輿を譲り、自分は小さな輿に乗るよう要求される。さらに平井家全員が侍女を贔屓し、招待客からは冷笑を浴びせられた。心が死んだ須藤瑶は、幼馴染の進藤昭に結婚を申し込むと、二人はその場で信物を交換し、夫婦の契りを交わした。彼女は侯爵邸の祝言の場に乗り込み、須藤家の百万の嫁入り道具を取り戻し、平井家と柳鶯の偽りの仮面を剥ぎ取った。平井慎之介は恨みを抱き、職権を乱用して須藤家を弾圧するが、進藤昭が実は実権を握る摂政王の世子であるとは知らなかった。須藤瑶は進藤昭と手を組み、平井家の汚職や柳鶯の偽妊娠による濡れ衣の陰謀を暴き、侯爵邸を打ち倒す。一族の裏切り、皇室からの圧力、敵による誘拐などの波乱を経て、須藤瑶は勅封の夫人の身分で、進藤昭とどこまでも続く嫁入り道具の列を従えた盛大な祝言を挙げる。ついに良縁を得て、須藤家の塩業も天下にその名を轟かせた。
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