
女将軍の秦歌音は父兄と共に雁門関を守り、五万の匈奴軍を食い止めていた。歌音は副将の宗凛を都に送り援軍を求めたが、皇帝の久我決は紫雲晶の讒言を信じ、派兵を拒否。歌音と父兄は全員戦死し、無数の矢に射抜かれ、死後もその魂は現世をさまよう。歌音の母は傀儡の術を使い、七日間だけ娘の亡骸の容姿を保ち、最後の誕生日を迎えさせようとする。中秋の名月の夜、歌音からの贈り物が届かないことに業を煮やした決は自ら秦家を訪れる。窓辺に静かに座る傀儡の歌音を見て、彼女が拗ねているだけだと思い込み、門の外で夜を明かし、三日後に皇后に立てると約束する。しかし、晶が毒殺を企て、その罪を歌音に着せようとしていたとは知る由もなかった。
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