
主人公の男は長生殿の主。三年前、ヒロインが命の危機に瀕した際、彼女の祖父が信物を手に彼に孫娘の救助を懇願した。主従の縁に免じて彼はヒロインを救うことを承諾し、「血の契約」を結ぶ。彼の心臓の血で三年間養うことで、彼女は完全に回復できるのだ。ヒロインは彼に猛アタックをかけ婚約に至るが、ある日、彼が煎じ薬を届けに行くと、彼女が自分を追いかけたのは本命の相手の盾にするためだったと偶然知ってしまう。真相を知った彼は、彼女が回復したら去ることを決意する。しかし、ヒロインの祖父が突然病死し、彼女と家族は葬儀を機に彼を家から追い出す。彼は玉佩を肌身離さず持つよう、さもないと大難が訪れると再三忠告するが、彼女は意に介さず、あろうことか人前で玉佩を叩き割ってしまう。これを境に神崎家には災いが絶えず、神崎清香もまた命の危機に瀕するのであった。
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