大真国の皇女の婿、篠原尊は、皇女の須藤美月と政略結婚した。結婚後の三年間、尊はあらゆる手を尽くしたが、美月の態度は冷たいままだった。やがて美月には、帰国した憧れの人・江崎冬馬がいると知り、絶望した尊は離縁を決意する。深夜に参内して皇帝に離縁を願い出ると、宰相である父が尊を守るために自ら隠居を申し出たことで、ついに皇帝の許しを得る。しかし、故郷へ帰る道中、二人の行く手は皇女の屋敷の馬車に遮られてしまう。
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