
神崎南は、実の兄・神崎凌が唯一の頼りだと信じていた。記憶を失った南は、兄に無情にも突き放される。凌は病院の見知らぬ患者を指さし、彼こそが兄だと嘘をつき、南をその男に押し付け、縁を切った。末期心不全の氷室蓮が優しく手を差し伸べ、「お兄ちゃんが家に連れて帰るよ」と告げた。南は難病の「兄」を認め、彼と暮らすことに。彼女は、この男が億万長者のIT企業トップで、命が尽きようとしていることを知らなかった。無情に捨てた実の兄・神崎凌と、優しく余命わずかな難病の兄・氷室蓮。南は愛憎と救済の間で葛藤する。南は蓮のために奔走し全てを捧げ、蓮は残された命で彼女を守り温もりを与えた。捨てられた少女は絶望の淵で、命を懸けて自分を守る光に出会った。
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