
一代の伝説、秦長安(チン・チャンアン)。彼は世界トップクラスの神王グループ(しんおうグループ)の創業者であり、死者を蘇らせるとまで言われるほど尊敬される医聖(いせい)でもある。世の功利主義者に嫌気がさし、世俗を離れたいと願った彼は、物乞いに身をやつして市井に隠れ、心優しい人々を見つけては、その夢を叶える手助けをしていた。そんな折、大夏(たいか)の財皇、蘇万三(ソ・マンサン)の長女、蘇氷凌(ソ・ビンリン)が難病に倒れる。蘇万三は莫大な懸賞金をかけ、当代随一の医術の大家である医王(いおう)、医神(いしん)、医仙(いせん)の三人を招いて娘の治療を試みるも、彼らもなすすべがなかった。蘇万三が焦燥に駆られる中、次女の蘇雪嬌(ソ・シュエジャオ)が懸賞金の立て札の前で、欠けた椀を持つ秦長安に出会う。彼女が椀に小銭を入れると、秦長安はその優しさを見抜き、どんな夢でも一つ叶えてやろうと申し出る。半信半疑ながらも試してみたくなった蘇雪嬌は、姉を救ってほしいと頼む。秦長安は承諾し、彼女と共に蘇家(そけ)へと向かった。 秦長安の物乞い姿を見るや、医王、医神、医仙は彼を侮蔑し、疑いの目を向け、激しく非難する。蘇万三でさえ、物乞いが不治の病の娘を救えるとは信じられなかった。しかし秦長安は動じることなく秘術を披露し、人々を驚嘆させる。意識のなかった蘇氷凌は、いとも簡単に目を覚ましたのだ。娘を救われた恩に報いるため、蘇万三は秦長安を婿に迎え、財産の半分を譲ると申し出るが、秦長安は固辞する。彼はただ蘇雪嬌の優しさに報いただけであり、それに婚約者がいて結婚も間近だったからだ。 しかし、秦長安が婚約者と結婚の相談をするために家に帰ろうとした矢先、母親から電話がかかってくる。婚約者の朱麗(ジュ・リー)が、彼が物乞いをしていると聞きつけ、婚約を破棄したいと言っているというのだ。しかも、その相手は秦長安の幼なじみ、王帥(ワン・シュアイ)。そして王帥は、秦長安が昔のよしみで陰ながら支えてきた男だった…。
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