
民俗調査員の須藤結衣は、外界から隔絶された葬山村を訪れた後、謎の失踪を遂げた。錆びついた青銅の鈴と血に染まった婚約書だけが送られてくる。妹の須藤咲は真相を求めて禁断の地へ足を踏み入れ、村が代々信仰してきた「山神の加護」が、実は百年にわたる偽りであったことを突き止める。村人たちは祈祷師に操られ、十年ごとに「紅い嫁入り衣装の生贄」として女性を捧げ、その血で所謂「六葬菩薩」(その正体は古代の盗賊の悪霊)を養い、偽りの長寿を得ていたのだ。
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