
農家の娘、林暁美は689点の高得点で県立農業大学に合格したが、その合格通知書は頑固な母親によって皆の前で破り捨てられてしまう。茂おじさんは先祖代々の銀の腕輪を質に入れ、黙って彼女の学費を工面し、学びの道へと送り出した。四年後、学業を終えて帰郷した林暁美は、青山村に根を下ろし農業協同組合を設立。村人たちを率いて共に豊かになり、茂おじさんの名を冠した奨学金を設立して村に恩返しをする。協同組合は県の先進農業村として表彰され、家族のわだかまりも歳月の中で静かに解けていった。かつて破り捨てられた合格通知書は、故郷を変えようとする一人の少女の固い信念を断ち切ることはできなかった。
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