
昔、桜井晴音は一家離散に遭い、父を亡くし母は半身不随となった。裁縫や写本で生計を立て、母に孝行し貞節を守っていたが、その美貌から悪徳な張本大庄屋に目をつけられる。求婚を断ったことで生計を絶たれ、流言に苦しめられる日々。一方、落ちぶれた書生の清水文人は、晴音の父と旧知の仲であり、彼女を慕っていたが臆病だった。後に一念発起して官吏登用試験に首席で合格し、帰郷して晴音の冤罪を晴らす。数々の苦難を乗り越えた二人は、ついに結ばれるのであった。
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