
楚国にはある噂が流れていた。皇太子は暴虐非道、淫蕩の限りを尽くし、男色を好むと。だが、私は知っている。それが単なる噂ではないことを。なぜなら私は、皇太子の閨の後始末をする奴僕だからだ。この目で見て、この耳で聞き、寝台に残された痕跡、そして慶雲宮に束の間現れてはすぐに消えていく者たちの顔が、噂が真実であることを何よりも物語っていた。私の役目は、それらの痕跡を消し去り、すべてを元通りにし、まるで何もなかったかのように見せること。ある日、皇太子が宮殿の外へ遊びに出かけ、市井から一人の男を連れ帰った。その男は、直接慶雲宮へと送られた。
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