
須藤清音は、勅命によりあまのじゃく、靖宮一条翔に嫁いだ。殿下は反骨精神の持ち主。清音は「逆らう夫の調教」を思いつく。彼女が武術は野蛮だと言えば、彼は虎退治の英雄となり、決して反逆してはならないと言えば、彼は宮廷クーデターを起こし皇帝にまでなってしまう。一条翔は彼女に「説得」され、愚かな殿下から新君主へと変貌を遂げた。しかし、このあまのじゃくは知らない。彼が彼女の予想を裏切るたび、その裏にはいつも須藤清音の巧妙な策略があったことを。ついに玉座に就いた時、彼は自分がとっくに彼女に夢中であったと気づいた。毎日逆らい続けたあの女こそ、生涯をかけて逆らい続けたい唯一の相手なのだと。
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