
長安の肉屋の女将、清水千代は、幼馴染の黒川景虎が科挙に合格するよう必死に支えたが、合格した彼は権力者に媚び、無情にも婚約を破棄する。失意の千代は、結婚から逃げて重傷を負った鎮国公の若君、九条雅信と偶然出会う。互いに災いを避ける必要があった二人は、契約夫婦となる。雅信は素性を隠して雑用係として働き、陰ながら彼女を守る。一方、千代は気丈に夫を守り、商戦でライバルを圧倒していく。その後、千代は親友と共に景虎の結婚式に乗り込み、彼が母親を捨て、不正を働いたことを暴露する。そこへ鎮国公の屋敷の手勢が現れ、雅信が若君であることが公になる。隠されていた事実に千代は心を閉ざすが、雅信は吹雪の中、精鋭近衛兵の前で生涯をかけて誠実でいることを誓い、二人はついに誤解を解き、結ばれるのであった。
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