
エレナは婚約者を選ばねばならない。三百年前に選んだライサンダーは、新婚の夜に殺されたが死は偽り。メイドのエヴリンと駆け落ちし、死の間際「来世ではエヴリンと」と聞く。目覚めると、婚約者を選ぶ日に戻っていたエレナは、見込みがない混血の「放蕩息子」ルシアンを選ぶ。ライサンダーも前世の記憶を持ち生まれ変わり、エレナは自分なしではいられないと思い込み、婚約を拒否。彼を恋に落としたのがエヴリンではなく仮面のエレナだったこと。エヴリンはその功績を横取りした。真実は、ライサンダーとエヴリンの契約の宴で明らかに。エレナが琴を奏でると、三百年前と瓜二つ。ライサンダーは復縁を懇願するが、「もう遅い」と返される。嘲笑されていたルシアンは正体を現す。クロムウェル一族の当主で、最も裕福な継承者。数千億の結納品が王宮を埋め尽くし、彼とエレナの契約は発効済み。エレナは理解する。貴重なのは、三百年間待たせた嘘ではなく、黙って彼女を守り続けたルシアンだと。
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