
橘永遠は天地自然の恵みを受け一万年も修行を積んだ永遠の仙人であり、数え切れないほどの時代を生き抜き、無限の力を持っている。二十年前、高橋家のそばを通りかかった際、高橋のお爺様の人柄の良さに感銘を受け、天機を破って没落しかけていた高橋家を立て直し、薬を与えて不妊だった高橋夫妻に子供を授かる能力を授けた。その恩に報いるため、高橋のお爺様は高橋家の令嬢の赤い腹掛けを証として持参し、令嬢が成人したら橘永遠に嫁がせることを約束した。しかし十八年後、橘永遠が赤い腹掛けを手に都へ向かい、剣に乗ってホテルの廊下に降り立ったところ、風呂上がりの高橋家の令嬢に遭遇し、覗き魔と間違えられてしまう。幸いにも橘永遠は術を使ってその場を去り、続いて高橋家に縁談を申し込みに行く。高橋家は、橘永遠が女児国の女王や神々までもが大金を積んで探し求める永遠の仙人とは知らず、その田舎臭い身なりを見て婚約を破棄する意向を固め、令嬢に車椅子に乗って足が不自由なふりをするよう仕向ける。ところが、令嬢が車椅子で現れたとき、橘永遠がまさしく自分の風呂上がりを目撃したその人物であることに気づき、激怒するのだった……
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