
東宮の嫡女、沈知桃は龍脈の霊力をその身に宿し、肩には桃色の狐の印があって治癒の力を持つ。母が陥れられた後、彼女は捨て子となり、追っ手に追われ崖から落ちるも、九尾の狐王に救われ、青丘の姫として迎えられる。狐族は彼女のために幾度となく東宮の追っ手を退けた。十数年後、彼女は桃の林で偶然温泉に迷い込み、盲目で病弱ながらも強大な霊力を持つ大斉の国師、容晏と出会う。彼の体には彼女の印と共鳴する龍の紋様があり、生まれながらにして龍脈に捧げられる生贄であった。容晏は青丘に三ヶ月滞在し、二人は密かに想いを寄せ合うが、引き離されてしまう。一年後、沈知桃は彼が東宮の嘉儀郡主を娶ると聞き、彼を捜すため帝都へと向かう。その道中、龍脈の修復に出ていた容晏と偶然にも再会を果たす。
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