
大陽国の鎮国大将軍、神崎凛。三歳で馬を駆り、十五で従軍。三十万の兵権を握り、忠烈な一族の名を一人で背負う。朝廷から警戒される彼女だが、病弱な敵国の人質、九条蒼とだけは常に敵対していた。雷雨の夜、刺客を追う中で二人は感電し、体が入れ替わってしまう。それ以来、痛みを共有し、笑うに笑えない日々が始まった。互いの足を引っ張り合う関係から、共に困難を乗り越える相棒へ。彼女は彼の忍耐を、彼は彼女の苦労を理解していく。宮廷の変事を平定し、元の体に戻った後、九条蒼は天下を贈り物として神崎凛に求婚し、将軍邸に婿入りする。文武両道の二人は、天下を、そして互いを共に守り抜くのであった。
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