
加賀翼は夫の高橋博と結婚して20年。翼は妊娠しにくい体質だったため、博は自らパイプカット手術を受けたと申し出て、二人は「DINKs」として寄り添ってきた。しかし、結婚20周年の記念日の夜、翼は博がパイプカットなどしておらず、若い女性である江口亜紀との間に男女の双子をもうけていたことを知ってしまう。さらに翼を絶望させたのは、姑がすべてを知りながら隠蔽に加担していたことだった。博は愛人と共謀し、翼に財産放棄での離婚を迫り、会社の資産を横領しようと企む。会計士としての冷静な頭脳を持つ翼は、会社の創立記念式典で博の不正経理と亜紀の詐欺結婚の真相を暴露し、一気に形勢を逆転させる。離婚後、翼はゼロからシニア向けケア事業ブランド「ツバサ」を立ち上げ、破産寸前の捨てられた妻から、資産100億のビジネス女王へと成り上がっていく。女子大学を設立し、女性保障基金を立ち上げるなど、個人の苦しみを女性の自立を推進する社会的な力へと変えていった。そしてついに、50歳になった翼は郊外の農場で、誰にも依存せず、自分自身にだけ忠実であるという、真の自由と心の充足を見つけ出すのだった。
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