
戦神・神崎弦は家を離れ十年もの間、血を流しながら神崎家の礎を守り抜いた。しかし帰郷した彼が目にしたのは、驚天動地の陰謀だった。彼が自ら引き取った四人の養女たちが、北の砂漠の次期当主が偽る赤の他人・須藤翔を神崎家の次期当主として擁立し、あろうことか弦の実の息子である神崎凌の両脚を折り、獣と戦わせる犬用の檻に閉じ込め、獰猛な犬と餌を奪い合わせるという非道を行っていたのだ。神崎弦は激怒し、三万の黒龍親衛隊を率いて屋敷に戻り、粛清を開始する。養女たちは長老や財界の大物と結託して黒を白と言いくるめ、偽の証拠で神崎凌をネット上で攻撃し、家産を乗っ取ろうと企む。神崎弦は人々の化けの皮を一枚一枚剥がし、養女、長老、そして須藤翔の悪事を次々と暴いていく。さらに須藤翔が所属する北の砂漠の勢力による人質事件にも見舞われる。最終的に神崎弦は息子の冤罪を晴らし、父子は手を取り合って辺境の敵に立ち向かう。十年後、神崎家は生まれ変わり、神崎凌は命の恩人である少女・結城小鹿と結ばれ、神崎弦は穏やかな余生を送るのであった。
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