裴知予(はい ちよ)は友人の陸川(りくせん)と脱出ゲームの最中に、思いがけず小説の世界に転移してしまう。しかも、好色で横暴な悪役令嬢に。彼女の夫は、小説の中の残虐な皇太子・蕭潤(しょうじゅん)だった。二人が顔を合わせた際、裴知予は蕭潤が思わず口にした現代の言葉から、彼もまた転移者であることに気づく。現代人同士で合言葉を交わして互いの正体を確認した二人は、小説での悲惨な運命を変えるために協力することを決意する。裴知予は偶然『答えの書』を手に入れ、三人目の転移者を見つければ現代に帰れることを知る。こうして二人は、周囲の人間を必死に探りながら、三人目の転移者探しを始めるのだった。