ヤクザである神宮寺家の跡取り、神宮寺赫は事故で口がきけなくなり、凶暴な性格になってしまう。下心のある継母、桐谷霜子は彼の嫁を公募。お金に困り果てていた宮園紬は、ただの手話通訳の募集だと思い込み、手話の動画をいくつか見ただけで面接に臨み、意外にも採用されてしまう。採用後、紬は自分が若様である赫の婚約者兼通訳として選ばれたことを知る。しかし赫は冷酷な女性嫌いで、殺人も厭わない恐ろしい男だった。紬はこの危険な状況から逃げ出したいと思うが、嘘がバレれば神宮寺家の弁護団に訴えられて破産する上、命の保証もないという契約を交わしていた。仕方なく役目を引き受けた紬は、破産を恐れてデタラメな通訳を始める。だが実は、赫は口がきけないフリをしていただけだった。父は赫を疑い、継母は腹に一物を抱えるなど、神宮寺家は危機だらけ。紬は天才的な(デタラメな)通訳で生き延び、やがて赫の心を射止めていく。