現代の女性特殊工作員であった神崎凛は、死後、侯爵邸から行方知れずとなっていた本物の令嬢の体に乗り移ってしまう。ようやく屋敷に戻った彼女を待っていたのは、理想の家族愛ではなく、侯爵邸で17年間育てられた偽物の令嬢からの嫌がらせや罠、実の兄からの敵意、母の盲目的なえこひいき、そして父の冷淡な傍観であった。神崎凛は先手を打ち、戦い、奪い返すことで、次々と難関を乗り越えていく。名門の子女たちの中で異彩を放ち、若君を救い、悪人を懲らしめ、偽物の令嬢とその邪悪な実の親の陰謀を暴き出す。しかし、侯爵邸の面々は依然として過ちを認めようとしない。神崎凛はもはや譲歩することなく、養父である慶親王の保護のもと、王家の姫君となり、満ち足りた人生を送るのであった。