朝倉伊乃はシステムのバグにより、古代小説の世界に強制的に転生させられてしまう。しかも、最初のシーンで出番が終わるモブキャラBとして。主人公が任務を完了するまで生き延びなければ、現実世界に戻ることはできない。システムは謝罪の意を込めて、伊乃に時間停止の能力を与えた。短命の夫と共に殉死するという悲惨な結末を避けるため、伊乃はその能力を使いながら、昼夜を問わず夫の心身の健康を慎重に守る。しかし、彼女は知らなかった。自分の夫が実は非常に健康で、それどころか戦功赫々たる景宣王であることを。二人は共に悪役たちに立ち向かい、共に過ごすうちにお互いに惹かれ合っていくが、やがて別れの結末を迎えなければならなくなる。