女子大生の川本知沙は、出産直後に交通事故で記憶を失い、その赤ん坊は偶然にも財閥の跡継ぎである白川蒼哉の手に渡る。学費を稼ぐため、知沙は白川家の産後ケアシッターに応募する。蒼哉は祖父からの相続の試練を乗り越えるため、知沙に妻のふりをして誕生パーティーに出席するよう頼むが、パーティーで叔父夫婦に“実の子ではない”と暴露されてしまう。絶体絶命の危機に、DNA鑑定書によって赤ん坊が確かに蒼哉の実の子であることが証明されるが、記憶喪失の知沙は我が子だと気づかない。婚約者の篠原芽衣は白川家に嫁ぐため、この機に乗じて赤ん坊の実母だと偽り、何度も知沙に嫌がらせをして追い出そうとする。やがて疑念を抱いた蒼哉が密かに鑑定を行うと、知沙こそが子供の本当の母親であることが判明する。ついに真相が明らかになり、叔父夫婦と芽衣の悪事が暴かれ、彼らは然るべき罰を受ける。蒼哉は無事に家業を継ぎ、知沙と幸せに結ばれる。すべては偶然であり、また運命でもあったのだ。