橘斗真(たちばな・とうま)の個展を訪れた橘蓮(たちばな・れん)は、そこに飾られた女性の裸婦画に、妻である結城美月(ゆうき・みづき)と全く同じ位置にあるアザを見つける。家に帰ると、腹違いの弟である斗真が末期ガンであり、最後の願いとして美月と結婚したいので離婚してほしいと頼まれる。その後、蓮は自分と美月が法的に結婚していなかったことを知る。彼女が蓮と結婚したふりをしたのは、海外にいる斗真を帰国させるための挑発に過ぎなかったのだ。斗真の絶え間ない策略と美月からの度重なる裏切りに苦しめられ、心打ちひしがれた蓮は、すべてを捨てて去ることを決意する。