裴策、大衍の不敗の軍神。東線で功績を挙げたが、褒賞はわずか三百両の銀貨。戸部の嘲笑、大都督・賀令儀の圧迫、女帝・秦昭凰の誤解が、彼の心を冷え切らせた。彼は官職を辞し帰郷。だが、女帝は褒賞横領と、有能な将軍を追い出したことに気づく。裴策は越衡国へ去り、越衡王・姜璟に鎮南大将軍として十万の兵権を握る。一方、大衍国境は手薄となり、妖帝・玄梟が妖軍を率いて南下、城は陥落、朝廷は混乱。女帝は後悔し、使者を遣わし帰還を懇願するが、拒絶される。裴策は越衡の征北大元帥として北上、妖族を撃破し人々を救う。彼はもはや大衍の将軍ではなく、越衡の守護神に。冷え切った心は二度と温まらず、見捨てられた者は二度と取り戻せないことを証明した。