作家の須藤柚葉は、初恋の相手・陸崎志音をモデルにした復縁モノの小説で大ブレイクする。新作の発表会に、陸崎グループの跡継ぎとなった陸崎志音が出資者として現れる。彼の隣には婚約者とされる望月紗世がいた。世間では須藤柚葉が富と名声のために陸崎志音を捨てたと噂され、陸崎志音もまた彼女に冷たい態度をとる。しかし、それは彼が仕掛けた罠であり、かつてすれ違った彼女を再びその手に取り戻すための計画だった。過去が明らかになるにつれ、望月紗世の陰謀や須藤柚葉が聴力を失った真相が次々と水面に浮かび上がる。長年の誤解を解いた二人は、金で縛られた契約結婚から、時を超えた救済と永遠の愛へと歩みを進める。