深見小夜は恨みを抱いて転生し、摂政公・氷室零との初夜に戻る。前世では腹違いの妹と皇太子に騙され、奸臣を信じ込み、自分を一生守ってくれた氷室零を自らの手で破滅させ、最後は毒酒を飲まされ無念の死を遂げた。この人生で、彼女は偶然にも読心術に目覚め、摂政公の頭上に見える心の声の弾幕から、冷酷非情で朝廷を牛耳る修羅が、二世にわたって変わらぬ熱い愛情を隠していたことに気づく。人前では彼女を冷たく突き放し、無関心を装うが、心の中では狂ったように「俺の嫁」と叫び、不器用な寵愛で満ち溢れていた。彼女が白蓮花のような腹違いの妹を打ちのめし、偽善者の皇太子をやり込めると、氷室零は毎回陰で支え、皇室と対立してまでも剣を皇権に向け、彼女を命がけで守った。しかし、前世の死の影は消えず、皇太子と皇太后の陰謀が次々と襲いかかり、辺境の戦火や命を狙う罠が迫る。
転生の秘密を抱える彼女と、本心を隠す彼。二世にわたる恩讐と、渦巻く権謀術数の中、今回こそ宿命から逃れ、悲運を書き換えることができるのか?