一(いち)は思いがけず本の世界に転生し、寧王(ねいおう)・陸(りく)と正室(せいしつ)・林琴音(りん ことね)の胎内に宿る子となった。彼女の心の声は、肉親にだけ聞こえる。彼女は、側室(そくしつ)の柳晴香(やなぎ はるか)(皇太子の間者)が仕掛ける陰謀を幾度となく見破り、両親を危機から救う。さらには辺境軍の来襲を警告し、陸に戦功を立てさせた。皇太子の恒(こう)は柳晴香と結託し、一の家族を何度も殺めようと企むが、そのすべてが一の心の声によって事前に見破られてしまう。陸はこれを逆手に取り、皇太子が敵国と通じている証拠を掴む。皇太子は廃位され、陸が新たな皇太子に立てられた。その後も一は、宮廷や一族内で巻き起こる様々な策略を次々と解決し、家族の安全を守り抜く。最終的に皇帝が崩御し、陸が帝位に就くと、林琴音は皇后、一は姫に封じられ、一家は幸せに結ばれた。