民国時代の乱世と飢饉の中、猟師の神木鉄男は生きるために巨大な蟒蛇を殺すが、それが蛇王の化身だとは知らなかった。村では狂い婆さんが夜に泣き叫び、家は門封じに遭い、蛇の影がつきまとう。神木家は恐怖と流言に陥る。
その孫である神木辰はかつてこの蛇を助けたことがあり、善なる心を失ってはおらず、家族が貪欲さゆえに災いを招くのを目の当たりにする。毛皮商の堂島四海と金歯の源は蛇王洞の財宝を狙い、鉄男に道案内を強要する。堂島の養女である千佳は神木家に潜入し、蛇王の怨霊に取り憑かれ、辰と密かに情を交わすようになる。
貪欲と報いが交錯し、人々の心は引き裂かれる。蛇王が現れ、善と悪は紙一重となる。鉄男は命を守るが、血の代償を払い悟る。畏敬の念を持たぬ者は、いずれ自らの行いの報いを受けるのだと。