梁川結衣は長年、西園寺烈に想いを寄せていた。3年前、烈の母である堂本夫人は、息子が梁川家の支持を得て西園寺グループの実権を握れるよう、烈に代わって梁川家に結衣との結婚を申し込む。
結衣は喜んで受け入れ、幸せな生活が始まると信じていたが、それは苦しみのどん底への始まりだった。
結婚後、烈には忘れられない女性、梁川雪がおり、自分には見向きもしてくれないことを知る。姑も彼女に無関心で、二人の結婚は単なる政略結婚に過ぎなかった。しかし結衣は、尽くし続ければ彼の心も動かせると信じ、烈と姑の身の回りの世話を黙々と続けた。
3ヶ月前、外出先で酔った烈に遭遇し、ホテルに連れ込まれ一夜を共にする。翌朝、姑の朝食を作るために急いでいた彼女は、書き置きを残してそっと部屋を去る。しかし、その隙を狙って物陰に隠れていた雪が部屋に忍び込み、裸で烈の隣に横たわった。これにより烈は、昨夜の相手が雪だったと誤解してしまう。