良妻賢母の軍人の妻、神崎美雲は後藤連隊長と結婚して7年、後藤家の老若男女の世話に明け暮れていたが、5年間育ててきた息子の後藤辰哉が実の子ではないと偶然知ってしまう。実は、その子は夫と彼女の親友である芳賀静香との間に生まれた子で、自分の実の子はとうに亡くなっていたのだ。
後藤海斗は芳賀静香を家事から解放して研究に専念させるため、一枚の婚姻届で神崎美雲をタダの家政婦として縛り付けた。絶望した神崎美雲は逃げ出そうとするが、何度も後藤海斗に妨害され、後藤家の家族にいびられ、芳賀静香に陥れられる。
絶望のさなか、神崎美雲は機密研究プロジェクトへの参加を承諾するが、出発直前に芳賀静香に放火され、殺されかける。九死に一生を得た後、彼女は名前を変えて別人として新たな人生を歩み始め、平井恒星と出会い、新しい生活をスタートさせる。