清水 雪乃は結婚相談所の前に立っていた。祖母が紹介してくれた結婚相手は、隣人の須藤のおばあちゃんの孫。真面目で頼りになり、体も丈夫で品行方正だと聞いていた。しかし、会ってみると、その相手は自分と一夜を共にした男だった。二人は順調に入籍する。継母と異母妹は、彼女が田舎者と結婚したと嘲笑う。雪乃もそう思っていたが、神崎 尊が都心に持つ豪華なペントハウスを目にし、彼がヘリコプターで自分を職場まで送り、さらには百億を超える不動産を自分の名義に移してくれるまでは。その時初めて、自分の無骨な夫が億万長者のCEOだと知るのだった。