松本麗は、身を売る少年、江崎文人の借金を肩代わりし、彼を侯爵邸に連れ帰り保護した。夫の温井静馬はこれを知り、激しく関係を断つよう要求する。ある日、松本麗は温井静馬が可憐と親密な様子を目撃し、自分を遠ざける言葉や軽んじる口ぶりを耳にする。松本麗は悲しむことなく、「私を年増と呼ぶなら、三つ年上の彼はどうなるのか」と冷静に受け流し、温井静馬の詰問に平然と背を向ける。偽りの感情に縛られず、江崎文人の学業と自身の成長に力を注ぐことにした。信頼が崩壊した結婚生活の苦境の中、松本麗は新たな道を切り開く。江崎文人の出現は、運命の転機なのだろうか?