本作は、職場でリストラに遭い、仕事が見つからない若者、小林 栞が、困窮し迷いを抱える時期を乗り越え、暗闇から光へと向かう物語である。お正月を間近に、小林 栞は失業、失恋、母親の骨折という三重苦に見舞われる。彼女は、幼い頃から逃げ出したかった母親が営む薬局にやむなく戻り、母親の世話をしながら一ヶ月間を共に過ごす。その間、小林 栞は母親と、店を訪れる客との間で起こる対立や人情の機微を目の当たりにする。口論や問題解決の過程で、母娘関係は次第に和らぎ、彼女は自身の生きる意味と未来の方向性を見出し、心の問題を癒していく。物語の終わりには、小林 栞は希望を取り戻し、母親と共に薬局にお正月飾りを貼り、勇敢に生きていくことを決意する。