鎮国大将軍の娘、神崎凛は、幼い頃から化粧よりも武装を好み、人助けが原因で非難され、帝都では「悪童」と呼ばれていた。ただ第八皇子の皇朔だけは、常に彼女を守り、信じていた。幼馴染の二人の間には、密かに恋心が芽生えていく。
皇権が移り変わり、波乱が巻き起こる。桜貴妃が殺害され、皇朔の母方の家は滅亡。神崎家も皇位継承争いの渦に巻き込まれ、神崎凛は成長を余儀なくされる。七年間の苦難の末、ついに鳳国唯一の女将軍となり、強大な兵力を手中に収め、朝廷を震撼させた。
かつてのクールな皇子は耐え忍ぶ皇帝となり、陰謀渦巻く朝廷で、私腹を肥やす奸臣が権力を握る中、神崎凛と皇朔は共に戦い、反乱を平定し、朝廷の規律を正し、長年の冤罪事件の真相を明らかにしていく。ついに、皇帝は彼女一人だけを寵愛し、異例の措置として彼女を皇后に立てる。これにより、彼女は皇后の位にありながら戦場を駆け巡ることも可能となった。二人は互いに想い合い、生涯を共に添い遂げる。