恨みを抱いたまま死んだ彼女。死の間際、天下に権勢を轟かせる第七皇子が、彼女のために仇敵の首を斬り落とした。
転生して戻ってきた彼女は、もはや人に虐げられる将軍家の正室の娘ではない。前世で彼女に負い目のある者には倍返しを。前世で彼女が負い目のある者には、今生で必ず償いを。
第七皇子は扇子を軽く揺らし、深い眼差しで言った。「礼は不要だ。ただ、そなたが欲しい」。
望月蒼玉は花のように微笑んだ。「皇子様、よくお考えになりましたか?私は面倒事を起こすのが常で、怖いもの知らずです。それでも、本当に私を娶るおつもりで?」。
第七皇子は鼻を鳴らし、彼女を腕に抱き寄せた。「我こそが天であり、地である。怖いもの知らずとやら、試してみるがよい」。