柊 凛は宰相府の三人の若君と幼馴染で、花毬投げの婿選びで結婚相手を決めると約束していた。しかし、三人は侍女の鈴音に惑わされ、婿選びの当日に揃って約束を破る。失意の底にいた凛の前に、皇太子の神崎 景虎が身分を隠して現れ、花毬を受け取ると十日後の輿入れを約束した。三人の幼馴染は、凛が駆け引きをしていると思い込み、信じようとしないばかりか、鈴音の策略に乗せられて何度も彼女を傷つける。皇太子が勅命を携えて自ら現れたことで、三人はようやく過ちに気づき後悔する。しかし、これらすべては、景虎が凛を娶るために周到に仕組んだ計画だったのである。