宿敵の狼谷家と鹿神家は、平和のため二組の結婚式を同日に行う。鹿神家当主 咲莉は烈に、妹 鹿乃は弟 駆に嫁ぐ。結婚式当日、烈が吹雪で遅れ、咲莉は一人で儀式を終え、鹿乃に王冠を戴冠。初夜、雨で部屋番号が見分けつかず、鹿乃は烈の部屋へ、咲莉は駆の部屋へ。鹿乃は烈の腕に飛び込み、酔った咲莉は駆に「私の子を産んで」。一夜の過ち。真相が明らかになり、咲莉は「婚約を交換しましょう」。婚姻登記所で魂の適合率をスキャンすると、咲莉と駆、烈と鹿乃が100%だった。結婚後、鹿乃は烈の命そのものとなり、駆は咲莉の前で子狼のように彼女に叩きつけられても喜んだ。だが、長老たちは縁組を認めず、外部も笑いものにした。同盟大会で、咲莉と烈が肩を並べ、鹿乃と駆が指を絡ませると、疑念は沈黙に変わった。百年の血の恨みは、嵐の夜のすれ違いで終止符を打たれた。真の運命の相手とは、自ら王冠を譲り渡したいと思える相手なのだ。