湊市の翡翠取引市場で、数千万の価値があるインペリアル・ジェードが切り出された。そそっかしい記者が取材対象を間違え、同じく原石を切りに来ていたものの何も得られなかった水野茜を、その幸運な当選者だと勘違いしてしまう。遊び人で一攫千金を夢見る夫の高橋強は、テレビで水野茜のインタビューを見て、彼女が家に持ち帰った原石こそがそのインペリアル・ジェードだと思い込む。そして高橋強は水野茜の原石を奪い、離婚を迫る。その後、彼は高級車を買い漁り、金を湯水のように使う。水野茜は、高橋強が破滅への道を突き進むのをただ傍観し、原石の真相が暴かれるその瞬間を静かに待っていた…