その時、物語は悪役令嬢の西園寺結衣が、主人公の御子柴翔太を庇って負傷し、入院した場面まで進んでいた。周囲の誰もが、お嬢様のそばに駆けつけなかった星野凛を嘲笑していた。絶体絶命の危機に、星野凛の脳内に声が響き、システムの起動を告げる。そのスローガンは「悪役令嬢を褒めて守れ。彼女を喜ばせさえすれば、報酬が与えられる」というものだった。生き残り、富を得るため、星野凛はひたすら褒めちぎる道を決意する。心からの「お美しいです」という一言から、彼女は悪役令嬢の歓心を買い、伝説的な逆襲と人生の頂点への道を歩み始めるのであった。