大燕王朝では妖魔の災いが頻発していた。天衡司の御妖師である夜辰は、血煞教による血の祭りの謎を追う命を受けるが、その途中で偶然にも古代遺族の最後の血脈である雪姫を救う。失われた陰陽生死の術を身につける彼女は、正邪を問わず各勢力が狙う鍵となっていた。玄冥宗の屍魁による包囲、血煞教による血を狙った追跡、さらには共存を主張する化生道や隠世の青丘白氏までもが次々と争いに加わる。雪姫を守る中で、夜辰は自らの血脈にある純陽の力が彼女の力と共鳴し合うのを感じ始める。そして、失われた古代の秘密が、二人の運命と天下の興亡を固く結びつけていくのであった。