救急科副部長の林恵は、「鉄仮面の医師」として知られる。主治医になったばかりの息子、江口毅は、母親に公衆の面前で叱責され、林恵は息子に容赦ない批判を続けたため、江口毅は母親が自分を愛していないと疑った。過去の出来事から、母子の関係は冷え切っていた。しかし、度重なる救命活動での連携の中で、江口毅は次第に、母親の冷たく見える叱責の裏に、深い思いやりが隠されていることに気づいていく。ある集団負傷者の救命活動で、母と子は息の合った連携で命を救う。江口毅はついに、母親の厳しさは、自分がこの白衣にふさわしい医師になるためだったのだと理解する。彼は救急科に残り、母親と肩を並べて戦うことを選ぶ。白衣の下にあるのは、医師としての責任であり、母と子の間の深く、言葉にならない愛なのである。