星野奈月は、母・星野結月の「お涙頂戴の悲劇」のような教育に嫌気が差し、「母の受難の日」は道徳的脅迫だとSNSで批判。さらに母を侮辱するような「快楽記念日」パーティーを開く。精神的に追い詰められた母は、ついに真実を明かす。奈月は、かつての強姦事件によって生まれた子供だったのだ。刃のような真実は奈月の傲慢さを打ち砕き、彼女は底なしの罪悪感に苛まれる。後日、実の父である長谷川猛が出所して家に押しかけ暴力を振るうが、奈月は体を張って母を救い、録音した証拠を使って彼を再び刑務所送りにする。血は繋がっていても、奈月が残りの人生をかけて償おうとしても、かつての言葉の刃は深く心に刻み込まれていた。母と娘は、決して本当の意味で和解することのできない「他人」となってしまったのだった。