南城を陰で支配する絶対的存在にして、その教え子が各界に広がる世を忍ぶ伝説の帝師。洗いざらしの古い布衣をまとい、朽ち木の杖をつくその姿は、やや腰が曲がり、一見すると老い先短い老人のようだが、その佇まいは深淵の如く揺るぎない。性格は極めて自制的で忍耐強く、喜怒を顔に出さず、「大音は希声」を信条とする。物静かな振る舞いの裏で、南城の政財界、法曹界のトップ(市長や大富豪など)をも平伏させる力を持つ。最も可愛がっていた孫の古賀知行が、名家の斉藤家に陥れられICUに運び込まれたことで、彼の最後の逆鱗に触れてしまう。彼はヒステリックに叫ぶことなく、最も静かな佇まいと最も短い言葉で、最も冷酷な最終通告を下し、「無声の所に驚雷を聞く」が如く、身内を守るためには手段を選ばない究極の庇護と、絶対的上位者としての威圧感を見せつける。