橘結衣が武安侯の家に嫁いで五年、ずっと子宝に恵まれなかった。ところが、夫である衛藤忠宗の従妹が妊娠し、その子供は忠宗の子であった。忠宗は結衣を正室から妾に降格させ、妊娠した従妹を正室に迎えようとする。結衣は妾になることを拒んだが、衛藤家に強要される。その様子を、偶然通りかかった皇帝・結城清恒が目撃し、密かに勅命を下して結衣に離縁を賜った。しかし、結衣は都中の笑いものとなり、誰もが彼女を「石女」だと罵った。衛藤忠宗は弱みに付け込み、彼女を妾にしようと家に押しかけ、その持参金を狙う。拒絶されると逆上し、「お前など、俺以外に貰い手はいない」と結衣を罵倒した。その時、皇帝自らが結納品を届け、彼女を妃として宮中に迎える。それは、最低な元夫への痛烈なしっぺ返しとなった。
さらに驚くべきことに、入宮後ほどなくして、結衣はなんと妊娠したのだった!