陸 疾風が夜中に帰宅すると、牛頭馬頭が輿を担いで彼の六十代の師匠を娶ろうとする場面に遭遇する。瞬く間にその異変は消え、家に帰ると師匠が首を吊って自害しており、床には被災地救援の御用金を横領したという罪状認否書が残されていた。彼は師匠の清廉さを知っていたが、弁明する術はなかった。絶望の中、彼は婚約者である須藤 清音の制止を振り切り、師匠が遺した追憶の香を焚く。その香によって師匠が郷田隊長に殺害された真相を目の当たりにするが、代償として須藤 清音の記憶を失ってしまう。先祖の武術の力を覚醒させた陸 疾風は、刀を手に師匠の汚名をそそごうとするが、郷田隊長に追われる身となる。覚醒した刀術で刺客を斬り伏せ、彼は郷田隊長への復讐を決意する。